リアル店舗は絶対なくならないと思う理由

よく、「未来の世界ではリアルな店はなくなっていて、ネット店舗だけになっている」とか「イオンとかららぽーととかもなくなってるかも」、なんて話をビジネス系ブロガーの人たちが書いてますが、それを見る度に私は、「やっぱり男って女心がわかってないなあ」と思います。


男性の方は、ちょっと彼女とか奥さんのことを思い浮かべてみてください。

女性ってショッピングセンターに行くと、何時間でも飽きずにやたらとウロウロしてると思いませんか?

そう、女性というのは意味もなく何時間でもウィンドウショッピングができる人種なんです。それはなぜか?


リアル店舗では、ネット店舗にはない「ワクワク感」「店員さんからチヤホヤしてもらえるお姫様感」が味わえるからだと思います。

ネットでの買い物って基本的に「目的買い」がほとんどだと思うんですが、女性は目的買い以外のなんとなく買いや衝動買いが大好きです。

ワンピースを買いに行ったはずなのにいつの間にかブーツを買っていた、、、なんてことはザラ。

ウィンドウショッピング中に、「これは私のための商品よ~!!!」とつい叫びたくなるような運命の品が目に飛び込んでくる時の高揚感。

これらはやっぱり、ネットショッピングでは味わうことのできない醍醐味だと思います。


しかし現実的に、家電量販店で商品を見たお客さんがその場では買わずに、価格コムなどで検索して最安値のネット店舗で注文したり、書店に来たお客さんが本を手にとった後に、ネットでレビューをチェックしてそのままネットで購入したり、という流れが増えてきているのも事実。


じゃあ、リアル店舗はどう生き残って行けばよいか??

私の1つのアイデアですが、リアル店舗はもう割り切って「ショールーム化」すれば良いんじゃないかと思うんですよ。

で、その代わりに会員制にしてお客さんから会費をとる。コストコみたいに。

例えば電気屋さんだったら、お店には最新の家電だけじゃなくてちょっとニッチな商品とかもずらっと並んでいて、商品知識抱負な店員さんがたくさんいて丁寧にアドバイスをくれたり、実際に商品をその場で試してみたりできるようにするんです。

で、2週間とか家電をレンタルできるようにもして、気に入ったらそのまま購入できるようにもする。気に入らず返品された製品は、新古品としてレンタル料金分を引いた割引額で店頭で再販する。そうすれば、どのネット店舗より安く販売できるからそれ狙いのお客さんだって増える。

書店だったら、会員制にして毎月書店がお客さんのために本を選んであげるサービスをやったり、会員同士の交流イベントとか、同じ作家さんファン同士のお見合いイベントなんかをやっても盛り上がりそうですよね。


コストコだって、今どきコストコで売られているような商品なんてネットで探せば大抵手に入るものばかりです。なのになぜ会費を払ってまで皆行くかというと、あそこはテーマパークになってるからなんですよ。

「買い物」というイベントを1日かけて楽しむための工夫が随所に施されているんです。


リアル店舗は「ショールーム化」「テーマパーク化」を目指す。

これこそが生き残りの道なんじゃないかなと思います。


ちなみに私の家の近くにもららぽーとがあるのですが、平日に行くとよく小さな子供を抱えたママたちがふらふらと難民のようにうろついていて(笑)、やっぱり家にこもっていたくないけど小さな子を連れて行くあてがない、というママたちにとっては大事な非難場所になってるなあって感じるんです。なので、無くならないで欲しいなと思います。

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