人は南の島で暮せば幸せになれるのか?

よく「早期リタイアして南の島で暮らしたい」と言う人がいたり、やたら正月にハワイに行きたがる人が多かったり、日本人って南の島好きですよね。


厳しい自然環境のもとで暮らしている日本人にとっては、気候がよくて穏やかな南の島は、天国に近い場所のようなイメージがあるのかもしれません。

かくいう私も、冬の寒さが大の苦手。

1番好きな季節はもちろん夏!


将来、常夏の国で暮らしたいと結構本気で考えています。

で、もし将来常夏の国で暮らしたらどんか感じか?脳内シュミレーションしてみました。


まず、夏しか季節がないので、洋服をたくさん持たずにすみそう。常にTシャツ短パンのサンダルでOKなので楽ちん。昼から外でビールを飲んで、夜は近所の人たちとこれまた外で酒盛り。あまり家の中では過ごさず、庭とかテラスとかベランダとか半野外生活になりそう。

陽気な人たちに囲まれて陽気に暮らす毎日。


う~ん、いいじゃん。楽しそうじゃん!!

そんなことを妄想していたところ、たまたま昨日見た「深夜食堂」の映画のあるシーンでハッとなりました。


それは、主人公が夏の昼下がりのけだるような暑さの中、ベランダで洗濯物を干しているシーンだったのですが、その背景に「チリン…」という風鈴の音色や「カナカナカナカナ」というヒグラシの声が流れていました。


なんとも切なくなる日本の夏の情景。

なぜそこに切なさを感じるのかというと、ヒグラシが鳴いているということはもう夏の終わりが近づいており、秋が訪れようとしているということだからです。


日本人なら誰しもこの「夏の終わりの切なさ」って感じたことがあるのではないでしょうか。歌手の森山直太朗さんも「夏~のお~わ~り~♪」って歌ってましたね。

そこで思いました。


「ああ、この切なさも含めて夏が好きだ」と。


もし、常夏の国で暮らしたとしたら、このヒグラシの音色の切なさや侘しさを感じることもないわけですよね。(ハワイにはセミはいないそうです)

夏の終わりに花火大会の空に散りゆく花火を見上げながら、「ああ、もう夏が終わってしまうんだ」なんてことも思わないわけです。


う~ん、それってちょっと、楽しくないかも。

やっぱり四季があるからこそ、夏の訪れが嬉しいわけで、それは別の季節にしてもそうだと思うんです。というわけで、常夏の国に移住計画(妄想)は一旦中止です。

でも、旅行には行きたい!


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