こんにちは。
サンクチュアリ出版 ミーハー担当の岩田です。
最近、「督促OL」という本を読みました。
この本は、主人公である榎本まみさんが、就職氷河期の中ようやくクレジットカード会社に就職が決まったものの、入社してみたら社内でもワースト1の不人気を誇る「債権督促部門」に回され、電話でお客様に怒鳴られたり恐喝されたり泣かれたりしながらもなんとか債権を回収し、一人前のOLに成長していくまでのストーリーを綴った本です。
ほぼ実話なのでクレジットカード会社のリアルな裏側が見られて面白かったです。
榎本まみさん曰く、債権回収の仕事はとても離職率が高いそうです。
そりゃあそうですよね、どんなに頑張って電話をかけても、借金督促の電話を歓迎してくれるお客さんなんていないわけですから。
やっぱり、仕事において、「お客様から感謝されるかどうか」ってモチベーションに大きく関わることだと思います。
しかし、同僚や先輩がバッタバッタとヤメていく中、ヘタレOLの榎本さんはやめません。それどころか、債権回収が上手な先輩のテクニックを盗み、休みの日には各種セミナーなどにも参加し、どSな先輩にしごかれながら歯を食いしばってついていきます。
最終的には、オペレーター300名を束ねるリーダー的立場にまで成長するのですが、この榎本さんの働き方を見て、結局仕事における1番の才能って、「与えられた仕事を自分なりに工夫して楽しめるかどうか?」これに尽きるんじゃないと感じました。
確かに、職種によって向き不向きはあると思います。でもどんな仕事でも、コツコツと突き詰めていくことができれば、どんな人でもある程度のポジションまではいけるのではないでしょうか。
サンクチュアリ出版で出している本の中で私が1番大好きな「コンセプトライフ」という本があるのですが、この本の著者・柴田陽子さんも最初はただの秘書でした。
でもコピーの仕方を工夫したり、上司に気配りしたり、与えられた仕事を一生懸命やることで信頼を得て、どんどん大きな仕事を任されていきます。今ではご自身の会社を持ち、大手企業のブランディングなどを手がけていらっしゃいます。
もし、最初のOLの時点で、「コピーとりなんて単純作業つまらない」「上司のご機嫌とるのなんてかったるい」と思いながら仕事をしていたら、今のような地位はなかったでしょう。
私自身、今は子育て優先のため本来の仕事である広報をお休みして、事務の仕事をメインにしていますが、一見単純作業に見える事務の仕事も突き詰めるととても奥深く楽しい仕事だなあと感じています。
もし、今やっている仕事がつまらない、自分には向いてない!と感じている方は、すぐにやめるのではなく、「どうすればもっと仕事が楽しくなるか?」工夫してみると、ブレークスルーが起きるかもしれません。
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