サンクチュアリ出版 ミーハー担当の岩田です。
最近、広報部に新しい人材を採用するべく学生さんの採用面接をしています。
面接をしていて心から思うのは「学生さんを採用するって難しい」ということ。
例えば、中途採用の場合はこれまでの職歴とか実績とかを見れば活躍できそうな方かどうか判断できます。
しかし学生さんの場合はそういった実績が当然ながら全くありません。
せいぜい、アルバイト歴とか、サークル活動歴とか、留学歴くらい。
なので、採用担当者は「ええい!!やあ!当たれ!!」みたいな、半ば賭けみたいな形で学生さんを採用するしかないんですよね。正直なところ。
私自身の就職活動を振り返ってみると、それはまあイケてない学生でした。
面接に行っても緊張で上手くしゃべれず、田舎者なので道には迷いまくり、自分の強みがどこかもいまいちわかっておらず、というか大した強みもなく、ただ情熱だけが先走り、テレビ業界を受けていたので目立ったほうがいいのでは?とあえて私服で面接に行ったりとかなり迷走していました。
それでも1つだけ誇れるものがあるとしたら、私はとことん就職活動を頑張ったし楽しんでいたってことです。テレビ業界1本で行く!と決めていたので、自分でオリジナルの就職活動用サイトを立ち上げて、そこで同じテレビ業界志望の学生さんたちとコミュニケーションをとったり、オフ会なども開催したりしていました。
大手の求人サイトには載らないような小さな制作会社の求人情報などを自分で調べてサイトで共有したりしていたのですが、中には「岩田さんのあの情報のおかげで面接に行って採用もらいました」なんて人もいたりして嬉しかったのを覚えています。
そして、本当にびっくりしたのが某キー局の面接を受けていたときのこと。
他の局は全滅だったのですが、その局だけはなぜか最終面接まで残っており、学生約20人くらいが、夏休みを使って模擬番組作りに挑戦するという採用を受けていました。
そこでたまたま同じグループになったちょっと異色な男の子(元ギャル男)が、なんと私の作ったサイトをたまたま見て、今まで何の興味もなかったテレビ局を受けに来たということが判明したのです。
なんだか、自分の行動がきっかけで誰かの人生に影響を与えているということが不思議でした。
ちなみに、その男の子を含めた一緒に採用を受けていた仲間とはとても仲良くなり、10年以上たった今でも時々集まっているほどです。元ギャル男は結局キー局には入社できませんでしたがテレビの世界に飛び込み、今では自分で会社を立ち上げています。
私も結局キー局には受からず、その関連会社である制作会社に拾ってもらう形で就職活動を終えたのでした。
こんな自身の体験談から学生さんに伝えたいこと。
就職活動は、宝くじみたいなもんだってこと。
よほどいい大学を出ていたり強力なコネがない限り、誰もが知ってるような超一流企業に入社するなんてはっきり言って難しい。
でも、やりたいことがあるんならとにかくどんな小さな会社でもいいからその業界に潜り込んでしまえば成功だと思います。
そして、就職活動をぜひ楽しんで欲しいんです。
そのためには仲間を作ることをおすすめしたい。それも、社会人になった後にもずっとつながっていられるような仲間を。そうすれば、もし就職活動が上手くいかなかったとしても、実りある就職活動だったと納得できると思います。
0コメント